1981年3月31日　週刊少年ジャンプ誌上にて『キャプテン翼』の連載がスタート…

　そして本日2021年3月31日連載丸40周年をむかえることが出来ました。途中何度か掲載誌が変わり、別の作品を連載している時は中断もしていましたが、ここまで長く作品を連載し続けてこれたのは、まさしくこの作品の物語を、そしてこの作品のキャラクター達を愛し続けてくれた読者のみなさんのおかげだと心より感謝しております。

　この40年を振り返ると、前半の20年と後半の20年に分けられる気がします。前半の20年は日本にまだサッカー文化が根付いておらず、その中でどうこの作品を、サッカーというスポーツを伝えていけばよいのかという視点で描いていた気がします。

　後半の20年はまさに日本サッカーがすさまじい速さで発展していった20年。Jリーグがはじまり日本にプロサッカーが根付き、今ではJ1、J2、J3まで多くのプロサッカーチームが全国に存在し、さらに南葛SCもふくめ数多くのチームがプロのチームを目指しています。W杯にも日本代表は連続して出場し続け、世界と互角に戦い合えるまで成長して来ました。『キャプテン翼』もその日本サッカーのいきおいと共に走り続けて来れた気がします。

　そしてこの先の10年…20年…サッカーで言えば前後半終わった後の延長戦？　アディショナルタイム？　『キャプテン翼』というこの作品が何を残せるのか…僕も漫画家として最後の挑戦をし続けていこうと思っています。